
「専門性を身につけたい」という20代の相談をよく受けます。しかし専門性の前に、どの業界・どの職種に移っても通用する汎用的スキル(ポータブルスキル)の土台がなければ、専門性は活きません。
1. 営業力——「人を動かす」力
営業職に限った話ではありません。相手のニーズを聞き出し、価値を伝え、合意に導く力は、企画でもエンジニアでもマネジメントでも必要です。20代で対人折衝の場数を踏めるかどうかは、30代以降の伸びを大きく左右します。
2. 管理能力——「仕事を回す」力
タスクの分解、優先順位づけ、進捗の見える化、関係者の巻き込み。地味に見えて、これができる人材は希少です。プレイヤーからマネジメントに上がれるかの分岐点でもあります。
3. 泥臭い対応力——「最後までやり切る」力
想定外のトラブル、面倒な調整、誰もやりたがらない仕事。ここから逃げない人に、信頼とチャンスが集まります。AIに最も代替されにくいのは、実はこの力だと私たちは考えています。
POINT
3つのスキルが積める環境かどうか——それが20代の会社選びの最重要基準。
逆に言えば、この3つが育たない「楽な環境」は、20代にとってはリスクです。目先の働きやすさと、10年後の選択肢の広さ。どちらを取るかを意識して環境を選びましょう。